アメリカの形成外科医、
マクスウェル・モルツ(ドクター・モルツ)によって
提唱された「サイコサイバネティクス理論」。
自己啓発の一環として日本では認識されていますが、
実は、医学的にまだ究明されていない脳の神秘を、
深く探求するという側面もあります。
今回は、サイコサイバネティクスの意味や効果、特徴について、
深く迫っていきたいと思います。
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サイコサイバネティクス理論は、主に以下の3つの特徴があります。
★特徴1:潜在意識を利用した、『自動成功メカニズム』を使う★

サイコサイバネティクスという言葉は、
元々、ロボット工学の専門用語であり、分かりやすく言えば、
『動く目標に向かって方向を修正しながら、目標を達成する事』を意味します。
「弾道ミサイル」や「魚雷」をイメージしていただければいいかと思います。
これを、人間の目標達成の理論に応用したものが、
サイコサイバネティクスです。
人間の「潜在意識」を、「自動成功メカニズム」として使います。
「潜在意識」にあらかじめ目標を「設定」することで、
あとは勝手に、目標達成に向かって走り出すというわけです。
要するに、
「潜在意識」に対して、
どういう「設定」「命令」をするのか、というのが、
サイコサイバネティクスのキモになります。
★特徴2:成功する為のセルフイメージを創り上げる★
サイコサイバネティクスの目玉でもあるのが、
この、セルフイメージという概念。
セルフイメージとは、簡単に言えば、
「自分で、自分のことをどう思っているのか」
ということ。
実は、成功するかしないかというのは、
このセルフイメージによって、すべてが決まってきます。
例えば、
・自分は仕事ができると思っていれば、実際に仕事のできる人間になる
・自分の事を、モテると思っていれば、実際にモテる人間になる
・自分は社交的だと思っていれば、実際に社交的になっていく
という感じ。一種の催眠のようなものです。
これを厳密に、
どういう風にセルフイメージを作っていけばいいのか、
ということを、サイコサイバネティクスで学ぶことができます。
★特徴3:心のトラウマ、ストレスを取り除く★
元々、アンナと言う女性患者を治療した事がキッカケで、
サイコサイバネティクス理論は誕生しました。
モルツ博士は、
アンナの顔の傷を取り除く手術を成功させましたが、
彼女は納得していませんでした。
確かに顔の傷は完璧に治りましたが、
「心の傷」は消えていなかったのです。
その時、モルツ博士は発見したのです。
体の外傷だけでなく、「心の傷」を治す必要性があることを。
そこから、いち形成外科医だったモルツ博士は、
「心の傷」を取り除き、人生を幸福にするための方法として、
サイコサイバネティクス理論を完成させました。
僕達が普段意識することがない、行動や言動の中に隠されている、
「過去の経験」「トラウマ」「不安」などを
とりのぞいて幸福度を上げることができるメソッドです。
人間は生きていれば、
誰でも失敗することもありますし、不安を抱えることもあります。
そして、決して他人には胸を張ることができない、
間違いを犯してしまうこともあるかもしれません。
そうした過去の自分に対する自責の念や罪悪感、不安、心配などが
すべて脳の中にトラウマとして残ってしまいます。
そうした自分の心の深い闇をすべて受け入れるとともに
過去の自分が犯した間違いを許し、
未来へ向かって、プラス思考の自分でいられるようなメソッドを習得することができます。
限られた時間の中で、
できるだけ幸福度を高めようとすれば、
やはり自分自身の普段の考え方を改善することが最適です。
また、自分の言動の中に、
過去の失敗や間違いが影響しているのであれば、
そうしたマイナス要素をとりのぞくことによって、
自分の幸福度もグンとアップすることができます。
他の自己啓発本と比べて、
メンタルマネジメントの要素も強く含まれているということです。
★まとめ★
サイコサイバネティクス理論では、
自分を客観的に見つめなおすとともに、
未来の自分への橋渡しをしてくれます。
ビジネスは勿論、恋愛、子育てなどにも役立つノウハウです。
なかなか、日本では本格的に学ぶことができないのが、現状でもあります。
そんな中で、サイコサイバネティクスのポイントを凝縮し、
分かりやすくまとめた書籍が日本でリリースされています。
サイコサイバネティクス関連の教材の中では、
一番分かりやすく、濃い内容になっています↓